天空のビバンドム
- 原題:
- BIBENDUM CELESTE
- 著者:
- Nicolas DE CRECY
- 翻訳者:
- 原正人
- 本体価格:
- 2700+税
- 発売日:
- 2010/11/12
- ISBN-10:
- 4864100446
- ISBN-13:
- 978-4-86410-044-1
- 版型:
- B5変形、200ページ、フルカラー
内容紹介
人間に憧れ、ニューヨーク=シュル=ロワールを訪れたアザラシのディエゴは、学者たちに歓待され、さまざまな教育を施される。学者たちの狙いは彼を、100年に一度選出される愛のノーベル賞の受賞者に仕立て上げることだった。
しかし、悪魔と彼の一味がこれを阻止しようとする。さまざまな妨害工作が企てられる中、物語の語り手、ロンバックス教授から物語の主導権が奪われてしまう。そうこうする内に、愛のノーベル賞の選考日は着々と近づきつつあった……。物語の行方やいかに?ディエゴとロンバックスの運命は?
グロテスクでありながら、どこかかわいい天才ニコラ・ド・クレシーの代表作!
著者紹介
作・画
ニコラ・ド・クレシーNicolas De Crecy
1966年9月29日、リヨン生まれ。フランス・ディズニー・スタジオ勤務を経て、BD作家になる。代表作にAlexios Tjoyas(アレクシオス・チョージャ)原作のFoligatto(『フォリガット』)、Le Bibendum Céleste(『天空のビバンドム』)、アニメーション作家として知られるSylvain Chomet(シルヴァン・ショメ)を原作に迎えたLéon la Came(『麻薬のレオン』)、Prosopopus(『プロゾポプス』)、Salvatore(『サルヴァトーレ』)、Période Glaciaire(『氷河期』)などがある。
また、シルヴァン・ショメが監督を務めたアニメーション作品La Vieille Dame et les Pigeons(『老婦人とハト』)で、美術を担当したことでも知られている。最新作Journal d’un Fantôme(『ある幽霊の日記』)は日本とブラジルへの滞在に想を得た私漫画の傑作である。